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嘘つきはなかなか本当のことが言えない [日記的]

小説という嘘の世界のほうがずっと自由に本当のことがいえる気がする
嘘つきというか、カッコつけなのかな
以前にとある編集さんから「小説家というのは、読者にとって神でなければならないんですよ」と言われたことがあって、むりと即座に思ったのですが、むりやりながらに神っぽいように見せなくてはと、いまもどこかで意識してるのかも
このていたらくでどこが神なのか…せめて、黙っていることで、少しはマシに見せたいのかもしれないですね
黙っているひまがあるなら書け、そのとおりです

少し前、嘘シリーズのモデルになった町へ一人で行ってきました
作者みずからいまさらながらの聖地巡礼(笑)
橋の上から夕陽を眺めて、堤防を眺めて、川沿いに立つ家々や、少し向こうを走る電車の光を見て感じて、この景色をずっと見ていたいなと思ってるうち、自分は何を書きたかったのか、だんだん思い出してきました
いまという時代で、お金がもらえる本になるほど、私の書くものを読んでくれる人がいるかは正直すごくわからないんですが(笑)
なんて書いてみたけどそもそも「いまという時代」がなんなのか、いまも昔もさっぱりわからないんですが
わからないまま書きたいことを少しずつ書こうと思います
どこからも本にしてもらえなかったら、webにあげれば誰かに読んでもらうことはできるでしょう
少し本当のことを書いてみました
嘘つきの本当ってちっともおもしろくないな、でもおもしろくないことも書いてしまうのも勇気と思っておくことにします


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コメント 4

satoseen

先生がまたブログを書いてくださったのが、本当に嬉しかったです!!今気づいて、そのまま喜びに任せてコメントしているので、文章がおかしかったらすみません。
先生の作品とはクリムゾン・エンパイアのノベライズで出会ったのですが、それからすっかりはまりこみ、嘘シリーズは特に大好きになりました。
また本を出して下さるなら、すぐに本屋に買いに行きます!
私は、先生の作品に影響を受けながら、最近自分でも小説を書くようになりました。先生の作品に勇気をもらって頑張っています。
先生がまた書いてくださるのはとっても嬉しいですが、ご無理はなさらないでくださいね。
ずっと応援しています!
by satoseen (2016-03-28 08:58) 

清水マリコ

>satoseenさん
コメントありがとうございます!
お返事が遅くなって申し訳ありません。
昨年、ゲストブックにもコメントいただいた方ですね!
あれから嘘シリーズも読んでいただいたなんて感激です。
こんな調子でのろのろしていますが、
お言葉を励みにして頑張ります。ほんとに嬉しいです。
by 清水マリコ (2016-04-24 23:54) 

liankha

初めまして、私は高校生の頃に嘘シリーズやゼロヨンに出会いました。
初めて読んだときから、あのお話の世界が自分にとってとても近くにあって、
作品との出会いから12年ほど経って30歳近くになっても、時々読み返しては懐かしい場所に帰ったような気持ちになります。
(ファンレターを出そうと思ったこともあるんですが、お話の世界をあまり感想という形で言い切ってしまいたくなくて、清水さんの新作が出たら読もう...とだけ決めていました。)
書店でもwebでも、いつかまた清水さんの書かれる場所や人々を目にすることができたら嬉しいです。
by liankha (2016-07-15 23:05) 

清水マリコ

>liankhaさん
初めまして。コメントありがとうございます!
ついさっき、久しぶりに自作を読み返したことをブログに書いたばかりだったので、お言葉がとても嬉しいです。
いつか新作をお届けできるように頑張りますね。
これからもliankhaさんがそっと帰れる場所で有り続けられますように。

by 清水マリコ (2016-07-23 01:28) 

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